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内科(糖尿病・代謝)

スタッフの紹介

診療科紹介

厚生労働省の2016年国民健康・栄養調査で、糖尿病が強く疑われる人が約1,000万人、予備軍を含めると約2,000万人と推計され、成人の5人に1人は糖尿病もしくはその予備軍に当たると考えられます。


当科では糖尿病を中心とした生活習慣病領域全般にわたって、外来および入院診療を行っています。


医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、歯科医師、歯科衛生士など多くのスタッフが一体となって協力・連携し、患者様のセルフケアをサポートする「チーム医療」に力を入れています。 


また、持続血糖測定(CGM: continuous glucose monitoring)、パーソナルCGM機能を搭載したインスリンポンプ療法(SAP: sensor augmented pump)などの最新治療を積極的に導入し、患者様が安心して最新の医療を受けて頂けるよう努めています。


さらに、最新のグルコースクランプやインピーダンス法・DEXA法による体組成計測検査器機を用いてインスリン感受性・抵抗性の評価を行い、患者様個々の病態に即した適切な治療を行っています。


2017年10月より、当科で甲状腺疾患の診療も開始しており、月平均160名前後の診療にあたっています。


甲状腺外科以外に内科でも、当科での診療開始時より約140例の甲状腺超音波を施行し、穿刺が必要な場合は、超音波ガイド下で病変部位を穿刺した後直ちに鏡検し確実かつ迅速な診断を行っています。


バセドウ病の治療には内服療法・手術療法・アイソトープ療法があります。当科では内服療法のほかにアイソトープ治療も対応可能です。また手術療法の適応となる患者様については乳腺・甲状腺外科に院内紹介し連携で治療を行っています。


内分泌疾患としては、他には橋本病、亜急性甲状腺炎、甲状腺腫瘍、原発性副甲状腺機能亢進症・低下症、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫などの内分泌疾患全般にわたり診療しています。




「岡山医療センターはチーム医療で糖尿病患者様をサポートします!」
 

【糖尿病教育入院】

通常2週間コースですが、患者様のご都合に応じて1週間コースも可能です。年間250人ほどの方々が教育入院されます。


糖尿病教育入院では、以下のようなことを行います。

●糖尿病についての正しい知識や、糖尿病を管理する方法(セルフケア)を身につけていただきます。
→糖尿病療養指導士が中心となり、食事療法・運動療法をはじめとした糖尿病の療養について指導致します。
●インスリンを分泌する膵臓の働きや、インスリンの効き方(感受性)を詳しく調べます。
→患者様個々の病態に応じて、内服治療やインスリン治療など適切に治療を行います。
●糖尿病に伴う合併症についての検査および治療を行います。
→糖尿病の3大合併症である細小血管症(糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症) →動脈硬化を基にした大血管障害(狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症)

【糖尿病教室】

2週間を1クールとして、充実した内容の糖尿病教室を行っています。入院中でない方や患者様のご家族の方もどうぞご参加ください。


参加ご希望の方は、内科外来看護師にお問い合わせ下さい。

●日時:毎週 月、水、木曜日  午後1時~2時
●場所:4階 母子医療指導室
●料金:無料。ただし、栄養士の講義のみ集団栄養指導料(保険適応)が必要になります。
<1週目>
A 糖尿病ってどんな病気? (医師) B フットケアについて   (看護師)
C 合併症① 細小血管症  (医師) D 糖尿病の食事療法について(栄養士)
E 合併症② 大血管障害  (医師) F 治療① 飲み薬     (薬剤師)

<2週目>
G  運動療法   (リハビリ科医師、理学療法士)
H オーラルケアと歯周病(歯科衛生士) I 調理の工夫、外食・嗜好品(栄養士)
J 治療② インスリン   (薬剤師) K シックデイについて  (看護師)
 ■糖尿病教室のご案内■へ(PDF形式)
 ■平成30年4月~平成31年3月までのスケジュール■へ(PDF形式)
 

【フットケア外来】

糖尿病による神経障害や下肢の血流障害、白癬菌感染(水虫)などが原因となって、糖尿病性足潰瘍・足壊疽に発展する患者様が急増しています。


当院では、糖尿病・代謝内科、皮膚科、形成外科、心臓血管外科、整形外科、フットケア専門研修を受けた糖尿病療養指導士が協力・連携して「フットケア・ユニット」を設立し、糖尿病足病変(diabetic foot)の予防と適切な処置・治療を行っています。


「糖尿病フットケア外来」では、糖尿病患者様を対象に「予防的フットケア」を行っています。


足病変に対する適切な処置と併存する合併症の治療を専門的に行い、各科横断的に切れ目のない診療を目指しています。



 
 

【地域医療連携】

当科ではかかりつけ医の先生方と協力して糖尿病診療を行う「地域医療連携」を推進しています。


かかりつけ医の利点(ホームドクターがいるという安心感、全人的な医療、距離的・時間的利便性など)と病院の利点(専門性、検査機器の充実など)をそれぞれ生かして、患者様にメリットのある医療を提供できればと考えております。


連携する医療機関が共通の治療計画のもと、「切れ目のない医療」を患者様に提供するため、県内統一の岡山県糖尿病地域連携診療計画書(地域連携パス)を用いた連携医療を推進しています。



 
 

【歯周病チェックとオーラル・ケア】

「糖尿病患者では歯周病が重症化する」ことは以前から知られていましたが、最近は「歯周病を治療すると血糖コントロールが改善する」ことも明らかとなり、治療ガイドラインでも歯周病も糖尿病の重大な合併症のひとつであるとの認識が強調されています。


当院では歯科医師、歯科衛生士と協力し、糖尿病教育入院中の患者様ほぼ全員を対象に、歯周病のチェックとブラッシング指導などのセルフケア指導、歯石除去、歯周ポケット洗浄などのプロフェッショナルケアを行い、歯周病の予防とケアに努めています。

 

【糖尿病性腎症 進展予防のための包括的プログラム】

糖尿病性腎症は慢性透析導入の原因の第1位(2016年: 1万6103人(43.2%)が糖尿病性腎症から透析導入)となっています。


糖尿病性腎症の透析への進展を予防することは大変重要なことと考えられます。


当院では顕性腎症(蛋白尿が陽性)以降の患者様を主な対象に、医師、薬剤師、管理栄養士、看護師から構成されるチームで糖尿病性腎症の進展を少しでも予防するための包括的指導プログラムをご用意し、診療にあたっております。


 

【糖尿病・代謝内科での初期臨床研修、後期臨床研修について】

常時10~25名の糖尿病教育入院患者がいますが、外科手術や妊娠管理を要するハイリスク他科入院患者の管理は月80~100名とかなりの症例数を誇っており、糖尿病学会認定教育施設として豊富な症例を経験でき、質・量ともに充実した研修を行う事ができます。

また、学会発表、論文投稿も積極的に行っています。

 
臨床研修医募集サイトへのリンク
 
・特集診療科紹介 糖尿病・代謝内科(ザ・ジャーナルVol.12 No.4より抜粋)(PDF形式)