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眼科

スタッフの紹介

診療科紹介

Ⅰ、眼科スタッフ

眼科外来では、大島浩一(医長)、江木邦晃(医長)、尾嶋有美(医師)の3名の眼科専門医と、視能訓練士3名、看護師1名、医療クラーク1名が働いています。

Ⅱ、診療内容

眼科のなかにも様々な専門分野があります。意欲的に取り組んでいる事柄のいくつかを紹介します。

1.白内障の治療(外来手術から重症例の手術まで)

誰でも年を取るにつれて、少しずつ白内障が進行し、目がかすんで見えるようになります。白内障は手術で治療します。

外来手術の対象となるのは、眼科的・全身的な合併症がなく、(原則として)術後1週間は通院できる患者さんです。それ以外では、重症度に応じて患者さんと相談のうえ入院期間を決めます。多くの場合、片眼の白内障手術で、一泊二日の入院となります。当院では、高齢で通院困難な患者さんが多く、このような方には入院を勧めています。術後1週間以降は、地域の先生方と連携しながら、術後の経過を観察します。

2.緑内障の治療

緑内障にはさまざまな病型があります。どの緑内障にも共通していることは、視神経が傷んで視野が狭くなるということです。日本人では40歳以上の4~5%が緑内障に罹患していると考えられています。緑内障では、早期に診断し、適切な治療と経過観察を行うことが大切です。当院では、眼底検査と自動視野計による視野検査により、緑内障の早期診断を行っています。また患者さんの病状に応じて、点眼薬・内服薬・レーザー治療・観血的手術などから適切な治療方法を選択して組み合わせます。経過観察にあたっては、視野検査を正確に行わなければなりません。当院では熟練した検査員(視能訓練士)が視野検査を行い、信頼の置けるデーターを蓄積しています。治療方針が決まり、病状が安定すれば、地域の先生方と連携しながら経過を観察します。

3.老人性眼瞼下垂の治療

老人性眼瞼下垂とは、年を重ねるとともに「まぶた」が開きにくくなる状態です。若い頃は目がパッチリと大きい人でも、年をとると目の周りに皺が寄り、目が小さくなってきます。老人性白内障と同じように、すべての人に起こりうる病態です。

老人性眼瞼下垂の患者では、目が小さくなるだけでなく、まぶたが開きにくいために、額(ひたい)の筋肉を使って無理に目を開こうとします。この状態が長期間続けば、額に皺が寄り、目の周りが疲れ、人によっては頭の後ろが痛くなり、首の後ろや肩が凝るという症状を引き起こします。重症になると、昼間でも目をつぶりたい、一日中眠たいという状態になります。

老人性眼瞼下垂は手術で治療できます。手術の結果、まぶたが開きやすくなります。人によっては、視界が明るくなった、目の周りの疲れが減った、肩凝りが軽くなったなどの効果を感じることもあります。

4.腫瘍患者の治療と経過観察

窩腫瘍をはじめ、眼瞼腫瘍・結膜腫瘍など、多くの患者さんをご紹介いただき感謝しています。腫瘍の患者さんは、できるだけ早く試験切除ができるように手術枠を確保しています。毎週火曜日の午後は、腫瘍外来として腫瘍の患者さんの経過観察に充てています。

5.未熟児網膜症の診断と治療

新生児センターにおける重症患者が増加するに伴い、未熟児網膜症の重症患者も増加しつつあります。この状況に対応するべく、新生児センターと協力して治療しています。すなわち適切な時期に患児に全身麻酔をかけて、レーザーによる網膜光凝固術を行い、侵襲が少ない治療で、患児の視力を救うよう努めています。

Ⅲ.手術までの待機期間など

白内障手術など、急を要しない病気に対する手術待機期間は1か月以内です。1日に4から7件までの白内障手術が行えます。

当院眼科では、腫瘍患者の診療に重点を置いています。このため多くの病医院から、眼窩腫瘍をはじめ眼瞼腫瘍、結膜腫瘍などの患者さんをご紹介いただいており、たいへん感謝しています。腫瘍の患者さんは、できるだけ早く治療が始められるよう、手術枠を確保しています。

 
・特集診療科紹介 眼科(ザ・ジャーナルVol.12 No.1より抜粋)(PDF形式)