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小児科

スタッフの紹介

診療科紹介

1)小児科の概要
予防接種や乳幼児健診など、子どもの健康管理・健康増進を図るとともに、地域の救急医療の中核病院の小児科として24時間・365日体制で小児科医が常駐し小児の救急疾患に対応しています。一方で、非常に幅広い小児科の診療範囲に対応すべく、内分泌・代謝疾患、アレルギー疾患、感染症、腎疾患、神経疾患、心疾患など各分野のスペシャリストの小児科医が連携しつつ、高度かつ専門的な医療を提供しています。また、日本小児科学会の認定研修施設として全国各地から研修医やレジデントを受け入れ、若い医師たちの卒後臨床教育に力を注いでいます。
 
2)診療実績
●平成29年度:
入院患者総数 2082人
(平均在院日数は9.1日)
外来患者数 1 日平均96.4人
救急外来受診患者数 年間7031人
(うち救急車での来院は641人)
 


当小児科は岡山市の二次応需輪番体制の半数近くを担当するとともに、担当日以外でも転送患者の受け入れを行っています。
救急外来にて

3)診療内容
各分野についてご紹介いたします。
●内分泌・代謝疾患
低身長、糖尿病、甲状腺疾患、副腎疾患、先天代謝異常症などに対応しています。   低身長から発見される虐待児や、近年増加している小児の生活習慣病の治療、 岡山県の新生児タンデムマススクリーニングで発見されるクレチン症、フェニールケトン尿症などの19疾患の精密検査とその後の治療を行っています。移行期医療の支援例として周産期センターと協力し内分泌・代謝疾患女性患者の妊娠・出産のフォローを行っています。また希少疾患・難病と言われている先天性代謝異常症のうちライソゾーム病(ファブリー病・ムコ多糖症・ゴーシェ病など)に対して酵素補充療法を行っています。
●アレルギー疾患
乳児~小児のアレルギー疾患を対象に診療を行っています。
 1)気管支喘息: 急性期発作の治療・発作コントロールが難しい児の対応
 2)アトピー性皮膚炎: 皮膚科と協力して原因の検索
 3)食物アレルギー: 原因食材の特定と減感作療法
アレルギー児に対する予防接種も行っています。
腎疾患
当院は、日本腎臓学会の研修施設に認定されています。小児領域では、学校検尿などの有所見者の精査フォローはもちろん、ネフローゼ症候群、急性・慢性腎炎、急性・慢性腎不全、遺伝性腎疾患、電解質異常、先天性腎尿路奇形、尿路感染症など、ほぼすべての小児腎関連疾患の診断治療管理を、小児外科、腎臓内科、臨床検査科とも密に連携しながら行っています。岡山県では数少ない、小児の腎生検や在宅腹膜透析管理を施行している施設です。
神経疾患 (神経小児科)
けいれん性疾患(熱性けいれん、てんかん)、中枢神経感染症(脳炎・脳症、髄膜炎)、脳性麻痺、先天性神経疾患(染色体/遺伝子異常、先天代謝異常症)などのお子さんの診療をしています。なかでもけいれん性疾患は小児では非常に多く、小児救急医療の代表的疾患でもあります。当科では年間1000件以上の脳波検査を行うなど、小児神経専門医、てんかん専門医が中心となって診療に励んでいます。近年は新規抗てんかん薬が相次いで認可・発売されており、これまで難治であった患者さんがより良い生活を送れるようになることが期待されています。
心臓循環器疾患
岡山大学小児循環器科と連携し、川崎病を中心に先天性心疾患などの超音波検査、治療を行っています。

4)病棟の紹介
子どもの権利を尊重し、優しく・安全で信頼され、子どもたちの笑顔に繋がる医療・看護を提供します。
  保育士も常在しています。
イベント時は皆で楽しみましょう。  

5)臨床教育

当院では現行の研修医制度になる2003年度以前から医師の臨床教育に大きな力を注いできました。当時は毎年2~6名の研修医を受け入れ、小児科、新生児科および小児外科の卒後教育を行ってきました。

現在は、研修医1年目は小児科一般を、2年目は新生児科、未熟児科、小児循環器科、小児外科(小児麻酔)をローテートしながら、指導医のもとで2年間に300症例以上の患者を受け持ち小児医療の実際を身につけています。現場で役に立つ小児科医、救命救急のできる小児科医、新生児の診られる小児科医を育ててきましたので、現行の研修医制度でも充実した卒後研修を行っております。

また、日本小児科学会の認定研修施設として全国各地から後期研修医やレジデントを受け入れ、若い医師たちの臨床教育に力を注いでいます。

さらに卒後教育だけでなく、複数の大学医学部の学生実習も当院で行われます。全国の医学部4~6年生を対象に毎年春か夏休みには学生セミナーを開いており、生の小児医療を学ぶ場として、小児科診療の楽しさ、喜び、苦しみを体験してもらっています。

医療レベルの向上をはかるため、日々カンファレンスやトレーニングを行い、研究・学会発表も積極的に行っています。

カンファレンス風景  シュミレーターを使用し毎週トレーニング
 
・特集診療科紹介 小児科(ザ ジャーナルVoll.11 No.3より抜粋)(PDF形式)