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病理診断科

スタッフの紹介

診療科紹介

病気の適切な治療選択のために、病変の一部の組織や細胞を採取して、顕微鏡で見るためのガラス標本が作られます。この標本を顕微鏡で観察して病気の原因を探るのが病理検査です。病理診断を専門とするのが病理専門医です。

細胞診断や生検組織診断で、病気の良悪性などを診断し、主治医に報告します。主治医は診察所見と他の検査結果を合わせ、治療方針を決定します。外科手術が行われた場合、採取された臓器からも病理標本を作製し、病気の広がりや転移の有無などを評価し、後の治療方法選択に役立てられています。

手術中に、病変の良悪性や切除断端に病変が残っているかどうか、あるいは腹膜などへ病気が転移しているかどうかを判断する術中迅速診断も行われます。これらは20-25分程度で手術者に結果が報告され、それにより術式の変更が行われることもあります。

近年、癌治療において分子標的治療薬などが複数開発され、それぞれの薬に対応する特別なタンパク質や変異遺伝子を腫瘍細胞がもっているかどうかで、使用される薬剤が異なる様になってきています。この治療前の検査にも病理検査の手法が用いられています。

 

患者さんの死後、遺族の承諾のもとにご遺体を解剖させていただくのが「病理解剖」です。解剖にかかる時間は3-5時間ほどで、ご遺体は清拭されてご遺族の元に戻されます。

生前に行われる、血液や画像など様々な検査技術は日々進歩していますが、いまなお病理解剖でしか明らかにならない病態があります。生前の診断は正しかったのか、治療は適切だったか、治療の効果はどれくらいあったのか、死因はなにか、といったことを判断します。臨床病理カンファレンスなども行い、診断や治療を振り返ることで医学の研鑽に努めてまいります。

 
・特集診療科紹介 病理診断科(ザ ジャーナルVoll.12 No.2より抜粋)(PDF形式)