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SCU(Stroke Care Unit)

我が国の脳卒中による死亡者数は年間約14万人で減少傾向にあるものの、悪性腫瘍に次いで第3位となっております。脳卒中患者数は約170万人とされていますが、人口の高齢化に伴い2020年には300万人に達すると予測されています。さらに寝たきりを含む要介護者124万人のうち30~40%は脳卒中が原因とされ、寝たきり原因のトップとなっています。

また救急搬送される外傷を除く内因性入院患者の中で第1位は脳卒中です。医療費用は1.9兆円と、悪性腫瘍の1.76兆円、心疾患の6600億円を抜いてトップです。

このように脳卒中は医学的にも社会的にもきわめて重要な疾患と考えられます。当院では2002年7月に脳外科と神経内科が共同で脳卒中センターを設立しました。24時間365日on call体制で全ての脳卒中患者を受け入れてきました。2005年10月我が 国でも組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)が脳梗塞の超急性期治療薬として認可されて以来、米国同様、脳梗塞をbrain attackと呼び、重要性が強調されるようになりました。

脳卒中センターが各地で開設され超急性期治療を行い良好な予後を得ている患者が増えつつあります。しかし、3時間以内に治療を開始するには、最低2時間以内に病院に到着する必要があります。脳卒中を発症して3時間以内に病院に到着する例は、最近のデータでは約36%とされています。2時間以内となると20%前後と考えられています。さらにそのうち厳格な適応基準に適合するのは、多くて10%と考えられます。そのため脳卒中救急医療体制の確立が急務です。

そこで2007年7月より9A病棟にSCU(Stroke Care Unit)を設立しました。ベッド数は4床を確保しております。1床は空床にし、脳卒中では救急車がストップしない体制を作っております。熟練した看護師を配置しております。またホットライン(直通電話086-294-8936)を設置し救急隊やかかりつけ医から直接連絡を受ける体制にしております。途切れのないより迅速な体制で脳卒中に対応できます。脳卒中を疑えばホットラインに連絡し、救急車でいち早く病院に搬送して下さい。