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肝がんとは

肝臓に発生するがんで肝臓に原発したものが原発性肝がんです。大きく分けて、肝細胞がん、胆管細胞がん、混合型肝がんなどその他に分類されます。肝細胞がんは、原発性肝がんの約95%を占めます。肝がんの原因の約60%をC型肝炎ウイルス、約15%をB型肝炎ウイルスが占めています。残りの約25%は、B型、C型肝炎ウイルスに関連しない肝がんで、近年割合が増加しており、特にアルコール摂取が多くないにもかかわらず、糖尿病、脂質代謝異常、脂肪肝、肥満などの生活習慣病を有する方からの肝がんが増加しています。

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症状

初期の肝がんでは、ほとんど無症状のため、早期発見、早期治療が重要です。一般的には、合併する肝硬変の症状として、食欲低下、倦怠感、下肢の浮腫、腹水、黄だん、意識障害などを認めます。

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検査

肝がんになるリスクである、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスに感染している人、生活習慣病を有する人は、定期検査を受けることが必要不可欠です。検診や人間ドックなど血液検査で自分がB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスに感染しているかどうか、生活習慣病であるかどうかを知っておく必要があります。
画像検査:腹部超音波検査、腹部CT検査、腹部MRI検査などで、肝臓の中を見て、がんがあるかどうかを検査します。画像検査で良性、悪性の判断が難しいときは、特殊な針で腫瘍細胞を採取して顕微鏡で判断する肝生検を行うこともあります。
血液検査(腫瘍マーカー):がんがあると高値を示し、AFP、PIVKA-Ⅱなどがあります。
検査はそれぞれに有用な点があり、これらを組み合わせて行います。

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治療

肝がんの治療は、肝機能の条件、腫瘍の数、腫瘍の大きさなどのよって決められます。
大きく、手術療法、焼灼療法、塞栓療法、薬物療法に分けられます。当院では、消化器科、外科、放射線科の医師で、よく相談して、その人に合った治療方針を決定します。

早期の肝がんには、外科的手術(肝切除)や腫瘍の大きさが3cm以下で、3個以内であれば、ラジオ波焼灼療法(RFA)を行い、根治を目指します。
肝障害が軽度で、腫瘍の大きさが3cm以上か、4個以上の場合は、肝動脈化学塞栓療法(TACE)や薬物療法(ソラフェニブ等)を行います。
肝障害が重度(全身状態不良)の場合は、緩和治療などが主体になります。

肝がんの治療アルゴリズム
新規肝がんの患者数
肝がん治療件数

肝がんの情報については、がん情報サービスもご参照ください。

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